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ダンボ (Dumbo) は、「Down Under the Manhattan Bridge Overpass」(「マンハッタン橋高架道路下」の意)のアクロニムに由来する〔Dolkart, Andrew S. et al. ''DUMBO Historic District Designation Report'' , ''New York City Landmarks Preservation Commission'' (December 18, 2007)〕、ニューヨーク市ブルックリン区の近隣地区のひとつ。この地区は2つの街区にまたがっており、ひとつは、いずれもブルックリンからマンハッタンへイースト川に架かる橋であるマンハッタン橋とブルックリン橋に挟まれた街区であり、もうひとつは、マンハッタン橋から東へ、ビネガーヒル (Vinegar Hill) 方面へと続く街区である。この近隣地区は、ブルックリン区第2地域委員会 (Brooklyn Community Board 2) に属している。 == 歴史 == 1890年代には、この近隣地区の西半分は、ブルックリン橋の開通以前にマンハッタン島との渡し船 Fulton Ferry の船着き場があったことに由来するフルトン・ランディング (Fulton Landing) :渡し船 Fulton Ferry の船着き場があったことによる呼称)として知られていた。当時は、おもに工業地帯であり、倉庫や、機械製造、紙箱製造の工場のほか、ブリロの石けん入り食器洗いパッドの工場などがあった。この地区はまた、ラペイリー (Rapailie)、オリンピア (Olympia)、ゲアヴィル (Gairville)、ウォレンタスヴィル (Walentasville) など、様々な呼称でも知られていた。 厚紙による紙箱は、ワシントン通り (Washington Street) にあるロバート・ゲア・ビルディング (the Robert Gair building) で発明されたが、この建物は現在は Etsy が使用している〔。 製造業の空洞化を契機として、この地区はもっぱら住宅地区へと変貌しはじめ、1970年代後半には、比較的安価なロフト・アパートメントにスタジオや住居を求め、主として芸術家や、資産形成を目指す若年層が移り住むようになった〔。アクロニムに由来するダンボという呼称は1978年から登場したが、これは新たにこの地区に流入した居住者たちが、こうした魅力的とは言えない呼称によって開発業者の関心が及ぶことを遅らせることができるだろうと考えて、広めたものとされている〔。20世紀末には、マンハッタンにおける不動産価格がいよいよ高騰し、ダンボにもジェントリフィケーションの波が及ぶようになってきた。 === 歴史地区としての保存 === 2007年12月18日、ニューヨーク市歴史建造物保存委員会 (New York City Landmarks Preservation Commission) は、ブルックリン区ダンボ地区を、ニューヨーク市で90番目の歴史地区 (historic districts) に指定することを満場一致の投票で決定した。ダンボ歴史地区は、北はジョン通り (John Street)、南はヨーク通り (York Street)、西はメイン通り (Main Street)、東はブリッジ通り (Bridge Street) で四辺を囲まれた区域から成っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ダンボ (ブルックリン)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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